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     うらさ 千手院


5月8日の薬師様山頂祭 お釈迦様の誕生会(あま茶)
薬師様

千手院の裏山には、上杉家、坂戸城の出城であった浦佐(浦沢)城址があります。

上杉謙信の跡目相続争い、「御館(おたて)の乱」の際には坂戸城、樺沢城と共にこの
地方を堅守したとして、上杉景勝公より城主の清水藤左エ門に数度の感状が送られて
います。

代々の城主が民の健康を守るため、薬師如来を信仰し、その守護職に千手院の住職
が任命されたことから、当院では本尊の千手観世音菩薩と共に薬師如来(秘仏)をお祀
りしています。
浦佐駅毘沙門口から雪解けの薬師様山頂が浦佐(浦沢)城址


薬師様のご縁日が5月8日。

7日の晩には本堂で薬師護摩(火をたく修行のこと)を行い、8日には薬師様を背負って裏山に登り(山へ上げるための薬師像が別にあります)山頂の祠におさめて、1年の健康をお祈りします。
慶応2年(1866)までには浦佐城跡二の丸付近にお堂があったという記録が残されています。

この薬師如来像は年に2回、5月7・8日11月7・8日のみのご開帳です。

5月には山へ登り、11月には雪のため、お降りいただくという、雪国ならではの風習が残っております。
千手院本堂での薬師護摩修行




お釈迦様の誕生会(あま茶)


5月8日、薬師様のお祭りと同時に、本堂前では月遅れのお釈迦様の誕生会(あ
ま茶)
がございます。

雪深い地方の風習で、4月8日のお釈迦様の誕生をひと月遅れでお祝いしており
ます。(消雪設備のない時代、4月にはまだ雪が多く、お祭りができなかった)

お釈迦様にあま茶をかけてお祝いをするのは、誕生時に天の神々が香湯でお釈
迦様を灌沐したという伝承によるものです。

誕生仏は右手で天を、左手で地を指さしています。
これは、誕生時に七歩あるいて「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどく
そん)と唱えたという伝承に由来しています。
本堂前、桜とあま茶